断乳の思い出。少し娘に申し訳なくなる話。

子育て

断乳。
母乳育児をしているお母さんの中には、夜ゆっくり寝れない日々に悩み、断乳を考えている方もいるのではないでしょうか?
子どもが自分から自然と離れるまで続ける、いわゆる卒乳を目指す?
子どもが泣いてでも断乳する?
それぞれの考えがあると思いますし、コレと言った正解はないと思います。

我が家の子どもは2人とも断乳しています。
今回は我が家の断乳の話です。

息子の場合

息子は新生児の時から授乳の間隔が空かないことが悩みで、日中も夜中も3時間おき。
そんな状態がずっと続いていました。
1人目だしこんなもんかなという気持ちもあり、求められるだけ授乳していました。
離乳食が始まっても特に変わらず、よく食べよく飲み、授乳ペースが変わらないまま1歳に。

育児休暇明けの1歳から保育園に入所したことをきっかけに、日中の授乳がなくなりましたが、夜中の授乳3時間おきは変わらず…。
仕事が始まったこともあり、夜ゆっくり眠れないのは辛く、断乳するべきかと考えました。
しかし、断乳のために泣くだろう息子に付き合う勇気がなく、授乳さえすれば寝ることがほとんどだったので夜の授乳を続けていました。

そんな中、息子が1歳半のころ、娘を妊娠しました。
特に問題がなければ授乳を続けていて良いとのことでしたが、息子の妊娠時に切迫早産でお腹も張りやすかったので、さすがに心配で断乳を決意しました。

息子 断乳決行

『次の日仕事が休みの日にしよう』
日にちを決め、寝る前の授乳を最後に断乳しようと決めました。
息子にも話をしました。

『これが最後のおっぱいだよ。だからもういらないってくらい飲んでいいよ』

意味はわかっていなかったと思いますが、伝えることに意味があると信じて!
全く寂しがる様子のない息子。
どちらかというと、自分の方がちょっと寂しくて、息子が飲むのをやめると

『もういいの?本当にこれで最後なんだよ?』

と、しつこく言ってしまった気がします。
いつもと違うそんな私の様子を見て、息子が笑っていたのを覚えています。

この夜は大泣きとの戦いになるぞと意気込んで寝ました。

枕元にはお茶を入れたストローマグを準備して。

大泣きとの戦い?

案の定、約3時間後。泣いて起きる息子。
『来た!!ここから一晩寝れないかもしれない!』
そんな気持ちで、ひとまず息子にお茶を飲ませました。

『これじゃない‼』と怒り出すんじゃないか…という心配をよそに、お茶をごくごく飲む息子。
ある程度お茶を飲み、少しぐずりながらも布団に横になる。
背中をトントンなでなでしていたら、寝息を立てはじめました。

『これはイケる??でも油断はできない!』と思い、
しばらくトントンなでなで。
起きる気配がない!!

結局そのまま朝まで起きずに寝ました。

あんなに気合を入れたのに、大泣きと格闘することもなく、あっさりとした断乳でした。

その後、娘が誕生し授乳しているところを見ても欲しがることはありませんでした。

娘の場合

娘は生まれた当初から授乳の間隔が空き、よく寝る子でした。
産後の入院中の時点で助産師さんから『ずっと寝てるからもうそろそろ起こして飲ませて』と言われたほどです。

それからも夜中は平均1回起きて授乳する程度。
息子が一晩3回が当たり前だったので、なんて楽なんだと思っていました。

娘が6カ月の時に仕事復帰。
敷地内の保育園のため、午前と午後に1回ずつ授乳に行くことができました。

授乳間隔も自然と空いていき、この子は自然と離れるかもなと思っていた矢先。
娘の夜泣きが始まってしまいました。

1歳過ぎたころ、夜泣きの頻度が増し、寝不足のまま仕事に行くことが続き、体力的にきつくなってきました。

娘の断乳は突然

そんなある夜。
また娘が泣いて起きた時、
『もう無理!!もう授乳やめる!!』
と衝動的に断乳を決意。
お茶を持ってきて、娘に飲ませました。

何度か起きたけど、その度お茶でごまかして寝てくれました。
そのまま断乳することに成功。
やっと寝れる日がきました。
翌朝、夫にこの夜断乳が成功したことを報告。
息子の断乳の話を覚えていたので、『え?いきなり?』と驚いていました。

娘はまさかの寝不足続きと仕事の疲労、育児や家事疲れが溜まった私の勢いで急に断乳することになってしまいました。

断乳に対して、構えてしまっていたけど、思った以上にあっさりと断乳成功した我が家の子どもたち。
ギャンギャン泣かれたわけではないから、こちらの心が折れたり罪悪感を感じてしまったりすることはなかった。

それでも、知人に断乳に関しての相談をされ、参考に我が家の断乳エピソードを話す時、
息子と娘の断乳エピソードの差に、少し娘に申し訳ない気持ちが湧いてきます。

ちょっとしたことですぐに『お兄ちゃんずるい!』という娘。

今この話をしたら、『お兄ちゃんずるい!!』って言うだろうなあ。

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