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和楽器の『箏』をテーマにした漫画、と聞くとどんな物語を想像するでしょうか?
和楽器なんて地味…そう思っていませんか?でも、それがまさか青春を燃やすほどアツい舞台になるなんて!
熱い青春と仲間たちの青春を描いた漫画があります。
『この音とまれ!』です。
今まで箏のことなんて何も知らない。そんなあなたも箏に興味を持ってしまう、魅力的なマンガを紹介します。
『この音とまれ!』とは?
作品情報
作者 | アミュー |
掲載誌 | ジャンプスクエア |
ジャンル | 青春・音楽・部活 |
巻数 | 32巻(2025年8月現在) |
あらすじ
廃部寸前の筝曲部が舞台のはじまり。主人公たちが困難を乗り越えながら全国大会を目指す青春群青劇。
見どころ
絵のきれいさ
まずは惹きつけられる絵のきれいさが魅力の一つ。
この作品を読み始めたきっかけがまさに絵が好みだったから。
出てくる男の子たちはイケメンばかりだし、女の子は可愛い。
ジャンプスクエアということでジャンルは少年漫画なのですが、少女漫画のような絵のタッチ。
後半に進むにつれてさらに絵がきれいになっているし、箏を演奏している時の描写も美しい。
キャラクターの魅力
登場するキャラクターが一癖も二癖もある感じがまたいい。
正直、登場時は「この人ちょっと苦手かも…」と思うキャラばかり。
部長の倉田は自信なさげで悲観的、久遠は喧嘩っ早く、鳳月は腹黒いし人の気持ちに寄り添えない。
その他のキャラもチャラかったり、まとまりつつあった仲間の輪を壊してやろうとしたり、顧問がやる気なかったり…
その後入部する新入生も然り…
初めから印象がいいのは久遠の親友の高岡哲生、叔母の伊咲、ストーリーが始まった時にはすでに故人の祖父。
そして高岡くんのご両親。
このくらいではないだろうか。
(高岡家はみんな人格者すぎます!!)
でも、みんな筝曲部の仲間として関わっていく中で成長して、お互いを補うような行動が出てきます。
それぞれが心を揺さぶられる状況を感じて筝曲部への打ち込み方が変わっていきます。
そして一人一人の弱みや過去にクローズアップされていて、感情移入せずにはいられない。
キャラクター一人一人の魅力を語ったら止まらないほど、みんな大好きです。
最初どうしても好きになれなかったキャラクターもいますが、『こんなに人って変わる?』というほどの変化を表し、顔つきもまるで別人のようになります。
特に箏の指導者堂島晶と鳳月のお母さん。
教頭先生もかな。
演奏シーンの迫力
漫画ではもちろん楽曲は聴こえないですし、作中オリジナルの楽曲もありどんな曲かもわからない。
それなのに演奏の壮大さがが伝わってきます。
箏曲部を軽視していた周囲の人々も、演奏を聴いた瞬間、思わず息をのむほどの衝撃を受けます。
人間ドラマと恋愛模様
ざっくりいうと『喧嘩ばかりだった不良の主人公が、心を入れ替え部活に打ち込み、仲間と頂点を目指す』というよくあるストーリーではありますが、家族がらみのハプニングもおきて一波乱あり、それぞれ箏への向き合う方が変わり演奏にも影響してきます。
男女混合の部活ということもあり部内の恋愛模様も…部内でこんな気持ちはいけないと気持ちを抑え込もうとしていい演奏ができずモヤモヤ。それを押さえ込む必要はない、演奏に活かせとの顧問の言葉で1日前に進める場面もあり、進展してるようなはっきりしないような恋愛展開にも注目です。
アニメ版の魅力
『この音とまれ!』はアニメ化もされています。
アニメを見ると漫画だけではわからなかった箏の演奏が聴けます。
『龍星群』と『天泣』の演奏はぜひ聴いてほしい!!
個人的に刺さったポイント
主人公の久遠愛(ちか)は中学時代喧嘩ばかりの不良でしたが、それは父親をはじめ周りの人たちの関係からそう生きていくしかなかった。根はとても素直で優しい子なんです。
そんな愛(ちか)を中心に箏曲部(そうきょくぶ)の部員たちや顧問、指導者にクローズアップして家族や過去に向き合ったり葛藤したりしながら乗り越える。そんな場面が魅力の一つです。
読んでいるうちに思わず涙してしまいます。
やはり愛(ちか)の過去の話が一番グッときます。
24巻のblue×blueと30巻のfirst lightで愛と高岡哲生の絆やおばの伊咲と出会いや愛の気持ちの変化が見れます。
そして何よりキャラクターが好き!!
私は漫画に出てくるかっこいい男の子が好きです!
主人公の愛(ちか)は作中女の子にモテている描写はあまりないのですが、かっこよく不器用なりにやさしいのでモテないはずがないと感じるほど。
語り出すとキリがないほど魅力的なキャラクターばかりです。
『この音とまれ!』を推す理由
私は『この音とまれ!』を読んで好きになり、まんまと箏(こと)に興味を持ってしまいました。
お箏を習いに…とまではいきませんが、お箏の演奏の動画をついつい見てしまう。
『この音とまれ!』はそれほどまでに引き込まれる作品です。
最後に
ぜひ、まずは1巻を手に取ってみてください!
箏の音色が心に響く、そんな素敵な物語を一緒に楽しみましょう
